公開日:1925年11月1日
評価:★6
しかしこの作品の魅力は、ランツの怪演、粗削りだがのびやかで楽しい作画に集約されているといっても過言ではないだろう。
そののびのびとした牧歌的な魅力は、この時期の作品でしか味わえない特別な物なのではないだろうか。 たとえ作品のアイデアの大部分が『インク壺』『アリスコメディー』からの拝借だとしても…。
評価:★6
若き日のウォルターランツが手がけた楽しい作品
後に『オズワルド』『アンディ・パンダ』『ウッドペッカー』等数々の人気キャラクターを手掛ける事となるウォルター・ランツは、20年代初頭にブレイ・スタジオで演出家としてのキャリアをスタートさせた。
この作品は、そんな彼がブレイスタジオで制作したシリーズ『ディンキー・ドゥードゥル』中の一作である。
この作品は、そんな彼がブレイスタジオで制作したシリーズ『ディンキー・ドゥードゥル』中の一作である。
このシリーズはフライシャーの『インク壺』のような、実写世界の中にアニメキャラが入り込み暴れ回るという愉快な趣向が凝らされている。まだアニメーションが『奇妙な代物』として扱われていたであろうこの時代、この実写併用のスタイルは大層観客に喜ばれた事だろう。
この作品でも、そんな実写とアニメが融合する事で生まれる魅力が存分に楽しめる一作となっている。
この作品でも、そんな実写とアニメが融合する事で生まれる魅力が存分に楽しめる一作となっている。
ストーリーはあってないような物で、狩りをしているランツ青年(実写)をディンキーと彼の愛犬がからかい、終いには大きな熊に追いかけられてしまうという代物である。
しかしこの作品の魅力は、ランツの怪演、粗削りだがのびやかで楽しい作画に集約されているといっても過言ではないだろう。
そののびのびとした牧歌的な魅力は、この時期の作品でしか味わえない特別な物なのではないだろうか。 たとえ作品のアイデアの大部分が『インク壺』『アリスコメディー』からの拝借だとしても…。
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