2018年2月1日木曜日

Little Orphan Willie

監督:アブ・アイワークス
公開日:1930年9月6日?
評価点:★5

孤児とフリップの楽しいやり取り

『カエルのフリップ』第二作。現在残っているプリントはモノクロだが、この作品も本来は第一作の『Fiddlesticks』と同じく二色式テクニカラーで制作されたという説がある。
過去作『Alice's orphan』(1926)や『Poor Papa』(1927)等で用いられた育児ものの一つ。

あまりにも子供が増えすぎた事に困り果てたネズミのお母さんは、ついに新しく生まれた息子『ウィリアム』を自分の元から手放してしまう。困ったコウノトリは仕方なくフリップの元にウィリアムを届けるのだが…。
正直、ストーリーやギャグのインパクトはかなり弱いと言わざるを得ない。ただただ育児に奮闘するフリップと、やんちゃ盛りのウィリアムの対比を牧歌的に描く事に終始した作品である。
だが特筆すべきシーンも存在している。
電気を消したフリップがゆっくりと扉を開けるシーン(左図)で、暗闇の中で扉から差し込んだ光を効果的に描いているのだ。
この『光と闇の対比』は後に『The Cuckoo Murder Case』(1930)で更に発展した形で使われる事になる。

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